居合道とは

      居合道とは足利時代の末期、奥州の住人 林崎重信が、楯岡在の林崎明神に祈願をして、
その神技により創始されたもので、林崎流または重信流と称した。
その技は精妙を極め多くの門弟達に伝えられたのが始めだと言われている。
その後、いくつかの流派に発展した。長年の間には一時期衰退した頃もあったが、
昭和27年全日本剣道連盟が誕生した後、居合道も全日本剣道連盟の傘下に組入れられ、
剣道と共に再び蘇って、スポーツとして、また全日本剣道連盟の剣道理念に示されている通り、
『剣の理法の修練による人間形成の道』すなわち人間の修養道として行われている。
全日本剣道連盟においては、昭和四十四年に剣居一体の実を上げるため、
各古流を参考として、新たに居合道を制定し、普及に努められた。
当初は七本の型を制定したが、現在は十二本に改正を行っている。
    
         


全日本剣道連盟居合(制定居合) 12本
一本目    「前」
              対座している敵の殺気を感じ、機先を制して「こめかみ」に抜きつけ、
さらに真っ向から切り下ろして勝つ。

二本目    「後ろ」
    背後に座っている敵に殺気を感じ、機先を制して「こめかみ」に抜きつけ、
さらに真っ向から切り下ろして勝つ

三本目    「受け流し」
     左横に座っていた敵が、突然、立って切り下ろしてくるのを「鎬」で受け流し、
さらに袈裟に切り下ろして勝つ。

四本目    「柄当て」
    前後に座っている二人の敵の殺気を感じ、まず正面の敵の「水月」に柄頭を当て、
続いて後ろの敵の「水月」を突き刺しさらに正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。

五本目    「袈裟切り」
     前進中、前の敵が刀を振りかぶって切りかかろうとするのを逆袈裟に切り上げ、
さらにかえす刀で袈裟に切り下ろして勝つ。

六本目    「諸手突き」
   前進中、前後3人の敵の殺気を感じ、まず正面の敵の右斜め面に抜き打ちし、
さらに諸手で「水月」を突き刺す。次に後ろの敵を真っ向から切り下ろす。
続いて正面から来る他の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。

七本目    「三方切り」
   前進中、正面と左右三方の敵の殺気を感じ、まず右の敵の頭上に抜き打ちし、
次に左の敵を真っ向から切り下ろし、続いて正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。

八本目    「顔面当て」
   前進中、前後2人の敵の殺気を感じ、まず正面の敵の顔面に「柄当て」し、続いて後ろの敵の「水月」を突き刺し、さらに正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。

九目    「添え手突き」
    前進中、左の敵の殺気を感じ、機先を制して右袈裟に抜き打ちし、
さらに腹部を添え手突きで突き刺して勝つ。

十本目    「四方切り」
    前進中、四方の敵の殺気を感じ、機先を制してまず刀を抜こうとする右斜め前の敵の
右こぶしに「柄当て」し、次に左斜め後ろの敵の「水月」を突き刺し、さらに右斜め前の敵
続いて右斜め後ろの敵、そして左斜め前の敵をそれぞれ真っ向から切り下ろして勝つ。

十一本目    「総切り」
   前進中、前方の敵の殺気を蒸し、機先を制してまず敵の左斜め面を、次に右肩を、
さらに左胴を切り下ろし、続いて腰腹部を水平に切り、そして真っ向から切り下ろして勝つ。

十二本目    「抜き打ち」
   相体して直立している前方の敵が、突然、切りかかってくるのを刀を抜き上げながら
退いて敵の刀を空を切らせ、さらに真っ向から切り下ろして勝つ。
      
画像は懇意にして頂いている iaiマニアさんのHPの iaiムービー
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